チューリヒ州の州都であり、スイスの空の玄関口。銀行や証券会社の集まる国際金融都市で、世界の金融市場において重要な役割を担うほか、歴史ある建物が残る風光明媚な観光の町としても名高い。その誕生はローマ時代にさかのぼり、紀元前15年に設けられた関所ツーリクムがその始まりといわれている。9世紀に修道院や城が築かれ、商工業が興ったのをきっかけに都市として発展、13世紀に典型的な中世都市としての形が整い、1351年にスイス連邦に加盟した。16世紀にスイスにおける宗教改革の拠点となったほか、18世紀には教育者ペスタロッチが宗教改革に乗り出し、20世紀初頭には前衛芸術運動の中心地となるなど、町には、古い歴史を持ちながら新しい発想を吸収していく柔軟さがあふれている。チューリヒ大学をはじめとする教育機関も多い。
教育制度:
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*スイスの教育及び学校の運営は州の管轄下に置かれているため、教育制
度は各州ごとに異なり、教育内容、方法、教師の任命などすべて各州に
よって行われている。義務教育は全国共通で満6歳~15歳までの
9年間。(オブバルデン州のみ5歳3ヵ月からの入学を認めている。)
*義務教育終了後、政府は学生の大部分に職業教育を受けるよう奨励す
る。職業教育では、実際に職場に入り見習いをしながら、週に1~2日
間公立の職業別職業学校に通学し、あらゆる職種にわたって公認の資格
を修得することができる。期間は3年~4年。
*大学進学者は小学校から始まる最低12年半の教育課程を終了し、
Maturite と称する高等学校卒業試験に合格しなければならない。
*チューリッヒには州立大学がある。
学期と休み:
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*学年度は8月中旬~9月中旬に始まる。休みは自治体によって異なる。
邦人子女の教育:
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(1) 現地の教育システム内での教育-公立
・外国人でも入学できる。
・授業はドイツ語で行われる。
・授業料は無料。
(2) 現地の教育システム内での教育-私立
・ドイツ語のほか、英語で授業を行っている学校もある。
(3)インターナショナルスクールでの教育(英語)
・学校名: Zurich International School
所在地: (小学部)
Steinacherstrasse
140, 8820 Wadenswil
TEL: 058-750-2200
FAX: 058-750-2201
(中学部)
Nidelbadstrasse 49,
8802 Kilchberg
TEL: 058-750-2300
FAX: 058-750-2301
(高等部)
Eichenweg 2
8134 Adliswil
TEL: 058-750-2400
FAX: 058-750-2401
・私立、共学、幼・小・中・高対象
・英語の発音に問題がある生徒には1~2名のプライベート授業があ
り、費用は授業料とは別料金。
・入学金 4,000スイス・フラン、授業料は、年額16,300~36,600スイ
・ス・フラン、その他に登録料、スクールバス代など。
・55ヵ国、約1,200名の生徒が在籍している。
・EALプログラムあり。
(4)日本の教育システムでの教育
ウスターに日本人学校がある。
・学校名: チューリッヒ日本人学校
現地名: Japanische Schule in Zurich
TEL: 044-941-1554
E-MAIL: jszurich@bluewin.ch
・全校生徒は19名(2020年4月)。
・入学金は1,000スイス・フラン、授業料は年間8,030スイス・フラン。
レザンにスイス公文学園高等部がある。
・学校名: スイス公文学園高等部
現地名: Kumon Leyisn Academy of Switherland
所在地: Route de Versmont 6 CP110, CH-1854 Leysin
TEL: 024-493-5335
FAX: 024-493-5300
<日本事務局(横浜)>
TEL: 045-853-8231
・2022年度の校納金は48,000スイス・フランがかかる。
校納金は寮費、食費、学校活動費、施設費、スイス国の付加価
値税を含む。その他、医療保険料、教材費などもかかる。
補習校:
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・学校名: チューリッヒ日本語補習校
現地名: Japanishc Schule in Zurich
TEL: 044-941-1554 (土曜日)
E-MAIL: hoshukoz@hotmail.com
・日本および多国籍子女を対象とし、幼稚部から高等部、国際部があ
り、毎週土曜日に国語と日本語の授業を各2時間ずつ行う。
・入園児15名、小学一年28名、中学一年生10名の新入生を迎える。
幼稚部から高等部まで、約200人の生徒が在籍。(2021年4月)
・校納金:入学金、400スイス・フラン、授業料、年間で小中学部2,010
スイス・フラン、幼稚部1,670スイス・フラン、国際部1,850スイス・
フラン、高等部2,100スイス・フラン。
通信教育:
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*全日制日本人学校に通学していない小・中学生対象の添削指導を含む
通信教育を海外子女教育財団が行っている。
・通信教育:「海外子女のための通信教育 小・中コース」
1971年文部省の許可を受けて設立された海外子女教育振興財団が、
海外で生活する子どもたちに安定した日本の教育環境を提供する
ために行っている通信教育。
・費用 費用はコースによって異なる。
●(公財)海外子女教育振興財団
〒105-0002 東京都港区愛宕 1-3-4
愛宕東洋ビル6F
TEL: 03-4330-1345(通信教育に関する問い合わせ)
FAX: 03-4330-1355
関西分室
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田 3-4-5
毎日新聞ビル3F
TEL: 06-6344-4318
FAX: 06-6344-4328
ハイスクールへの進学:
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*現地校、インターナショナルスクール、国内校に進学するケースがあ
る。
教育関係の情報の入手:
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・現地の教育委員会
・(公財)海外子女教育振興財団(連絡先は前項「通信教育」参照)
海外の日本人学校、補習授業校に対する財政的援助・教育的援助を始
め、海外・帰国子女教育のために必要な各種教育事業及び教育環境整
備事業を行い、教育相談室、通信教育、外国語教室、雑誌・マニュア
ルを刊行している。
現地語の学習:
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*私立の語学学校も多数あり、フランス語、ドイツ語、英語をはじめ他の
ヨーロッパ諸国の言葉も受講できる。
*大学の留学生を対象とした語学の特別講座にも空席があれば、一般人も
聴講できる。
幼稚園(キンダーガーテン/ナーサリースクール):
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*日本語補習校に幼稚部が設置されている。
*現地幼稚園は対象が各市町村によって異なる。使用言語はドイツ語。
(無料)
ベビーシッター:
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*スイス最大手のベビーシッター仲介会社Pro Filiaによると、ベビーシッ
ター不足によりマッチングが難しい状況。知人の紹介か大学の掲示板を
利用するのが一般的。
P.T.A.:
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*チューリッヒ日本人学校にある。
更新日:XXXXX.XX.XX