チューリヒ州の州都であり、スイスの空の玄関口。銀行や証券会社の集まる国際金融都市で、世界の金融市場において重要な役割を担うほか、歴史ある建物が残る風光明媚な観光の町としても名高い。その誕生はローマ時代にさかのぼり、紀元前15年に設けられた関所ツーリクムがその始まりといわれている。9世紀に修道院や城が築かれ、商工業が興ったのをきっかけに都市として発展、13世紀に典型的な中世都市としての形が整い、1351年にスイス連邦に加盟した。16世紀にスイスにおける宗教改革の拠点となったほか、18世紀には教育者ペスタロッチが宗教改革に乗り出し、20世紀初頭には前衛芸術運動の中心地となるなど、町には、古い歴史を持ちながら新しい発想を吸収していく柔軟さがあふれている。チューリヒ大学をはじめとする教育機関も多い。
*スイスでは賃貸住宅のほとんどが個人か企業の所有である。したがっ
て、不動産管理会社が所有者からの委託を受けてアパートの管理を行っ
ている。賃貸住宅は家具無しがほとんどで、家賃が非常に高い。月額20
万(3DK)以下の物件を捜すのは不可能に近い。さらに、外国人に貸した
がらない家主が多いため、外国人が適当な住居を捜すのは非常に難し
く、相当な時間を要するのが現状。
*家具は現地でも調達できるが、極めて高価。海外赴任者であれば、前任
者の家具をある程度引継ぎ、不足分を購入するという形が理想的であ
る。また、一般的にアパートの設備はよく、暖房や給湯設備は完備して
いることはもとより、皿洗い機、レンジ、オーブン、冷蔵庫などの台所
設備が備わっている。洗濯機については、一軒家の場合は備え付いてい
るが、アパートなどは共同使用となっていることが多い。この場合、使
用できる日を事前に確認する必要がある。
賃貸か購入か:
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*外国人の住宅購入も可能だが、価格は日本同様高い。
*スイスでは持ち家率が約30%と非常に低く、賃貸が一般的。
家の探し方:
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*家を捜すには下記の方法が考えられる。5月1日~11月1日頃が賃貸契約
更新日となっているものが多く、この時期の3ヵ月前、即ち解約予告期
間に最も物件が多い。
(1) 新聞広告
不動産管理会社や個人家主が物件を掲載するので、それを見て捜
す。安くてよい物件はすぐに借り手が見つかるので、気に入った
物件を見つけた場合は直ちに連絡することが望ましい。
(2) 不動産管理会社を通す。
この場合手数料が必要。
(3) インターネットで検索する。
住む場所:
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*Wiedikon地区、Leimbach地区、Unterstrasse地区、Oberstrasse地区など。
家を見る時の注意:
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*環境
通勤、通学、買い物の便利さ、子供の遊び場の有無、騒音などチェック
する必要がある。
*防犯対策として、管理人や警備員の有無、通用門や玄関の鍵、窓のシャッ
ターや木戸の有無など。
*修理が必要な箇所を見つけたら不動産管理人または家主に知らせ、入居
前に修理してもらう。
賃貸住宅相場:
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*市内の場合、1部屋(15~25平方メートル)で750~2,300スイス・
フラン、一戸建は4.5部屋(130平方メートル)3,350スイス・フランなど。
(2021/12 homegate.ch調べ)
※基本的には家の新旧、広さ、家具の有無、地域などで異なる。
契約時の注意:
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*サインをする前に再度契約書を熟読すること。できれば弁護士のチェッ
クを受ける。
*備え付けの家具や備品について、退去時のトラブルを避けるため、その
種類や程度を明記した目録を家主が作成し、借り手に手渡す。
*家および家財の保険について加入しているかどうか確かめる。
*一般的に期限を定めないので契約更新はない。
*暖房費、共同管理費、アンテナ代は通常家賃に含まれている。
*一般的にアパートの引渡しは、貸出し1日目の午後以降。
*家賃の1%程度の金額の小さな修理は借り主が行う。
*動物の飼育、ピアノの搬入、パラボラアンテナの設置などは事前に家主
の許可を得る。
*保証金はほとんどの場合、初めの1ヵ月分の管理費を含む家賃に加え、
3ヵ月分を前納する。退去時には戻ってくるが、修理代や清掃費用など
が引かれて返されることもある。
その他:
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*暖房期間中に勝手に暖房のコックを閉めないこと。また、暖房中の換気
は短時間に行うこと。
*通常の燃えるゴミの収集は有料。スーパーなどで販売されているシール
を貼って出す。ゴミの分別はペットボトルや缶、瓶、ガラスなどを分け、
アパート内や公園、スーパー横に設置されているコンテナに捨てる。
紙、ダンボールもそれぞれ収集日が決まっていて、無料で回収される。
日本人経営の不動産一覧:
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*調査中
更新日:XXXXX.XX.XX